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がらくーた**

日常のさもないことをさも何かありげに撮って綴っています


by アキラ

色を挿す

色を挿す_f0237034_75558.jpg

東京手描友禅の実演コーナーで、職人さんの道具を撮らせてもらいました。
友禅の彩色作業のことを、筆先から染料が生地に染み込む様子から、
「色を挿す」と表現するのだそうですよ。

江戸東京たてもの園(小金井市)にて。






美しい字を書くヒト、魅力的な絵を描くヒトを無条件で尊敬し、
筆を見かけたら反射的に撮ります。
たぶん、コンプレックスの裏返し、なのかも。

しばしばネタにする『江戸東京たてもの園』。
年パスを購入するほどのお気に入りスポットです。
月に1度の割合で、様々な日本の伝統工芸の実演が催されています。
普段はあまり混雑していなくて、そんなところも気に入ってるのですが、
この日は他にもたくさんのイベントが催されていて、賑わってました。
コドモや同業者(アマチュアカメラマン・笑)も多くなるから
写真は撮りにくくなるけれど、やっぱり楽しい♪
また次回の催しもチェックしてみようっと。


Commented by lecielrose at 2013-01-16 07:56
使い込んだ風合いがとてもいいですね~
この筆からたくさんの美しい絵柄が描かれていったんだと
思うとまた素晴らしい~!
a-ki_laさんが表現する日本的なもの、すごく好きなんですよ。
日本人の粋、情緒を感じます。
Commented by yaguchitenga at 2013-01-16 09:01
道具を撮ると云った視線が良いですね。
使い古された道具には心がこもってますからね
Commented by yume-maboroshi at 2013-01-16 15:53
こういうのを撮るのうまいねーー
切り取り方もそうだけど色がとってもいい。
ブルーに赤に緑
ちょっと高め?のコントラストがぐっとしまって
筆なんだけど筆じゃなくて
そこから描かれる「絵」を感じさせてくれるよね~
Commented by sora-koto at 2013-01-16 21:34
奥の絵の具の色が鮮やかだね^^
色を挿すって素敵な艶っぽい言葉ですね~

江戸東京たてもの園、行ってみたい場所の一つです!
年パス持ってるの?
いいな~いいな~
Commented by アキラ at 2013-01-16 23:12 x
ああ、これは味のある美しさ。
素晴らしいですね。
この筆から生み出される作品が見たくなりました。
Commented by *cranberry* at 2013-01-17 00:56 x
筆に色が染みこんで、使い込まれた感じがステキ!
日本の伝統、きちんと後継して欲しいな・・・
と、海外生活が長い人間は特別にそう思います^^
道具って魅力的な被写体ですよね
職人さんのポートレート撮影も楽しそうですが・・・
「色を挿す」って、趣がある表現ですね☆
Commented by syagaku at 2013-01-17 17:31 x
一本一本の筆に奥深さを感じます。
また、使っている方の何か、
こだわりみたいなものも感じます。

筆それぞれに染み込んだ色とその質感・・・
すごくいいです。
Commented by kyon-chanphoto at 2013-01-17 21:40
こんばんは。
手描友禅の実演見てみたいです。
昔は全く興味なかったのに
年々和の文化への興味が増えてきたような
気がします。(年とったから??(笑))
Commented by emi at 2013-01-18 01:06 x
画材のひとつ。いいですね。楽しいです。
染料かな?バックに見える藍や翠がきれい。
作業はもちろん、職人さんの道具って惚れ惚れしますね。
Commented by ぽとす at 2013-01-18 13:28 x
こんちわ~☆
毛筆の繊維が一本一本、見事ですね!!
こうしてグイッと寄るとアッキーさんの真骨頂が^^
ただ繊細だけじゃなく、筆が生きているようです。
色を挿す…なるほど@@ 
筆から紙に染み込む表現…素晴らしい。
私も毛筆は大の苦手で、全然いうこと聞いてくれへんので、アレルギーになってます(^^ゞ
東京たてもの園…素敵なトコロですね~♪
Commented by a-ki_la at 2013-01-18 22:43
■ cielさん

この時の実演で使っておられたのはもっと細いものでしたが、
描く図柄の部位や色によって使い分けるのでしょうね。
コドモの頃、絵や習字が下手なのは筆が悪いせいだと思ってたことを
ふと思い出しました。(笑)

ありがとうございます♪ 好きだから思い入れが空回りして、
状況が伝わりにくいカットばかりになっちゃってー。
Commented by a-ki_la at 2013-01-18 22:43
■ たにやんさん

昨夏はまったく別のジャンルの「筆と手」を撮りましたが
思わぬ展開があってだいぶ凹みました。
なので、今回は腰引け気味に道具から、です。
この筆たち、使い手の体温や息遣いとともにあったのですものね。
Commented by a-ki_la at 2013-01-18 22:44
■ ta-taさん

こういうのは誤魔化せる(ように思える)からね!(゚∀゚)
これはね、現像でコントラストを少し下げて、
赤がウソっぽい赤に撮れてあったから、少し彩度を下げてあるよ。
でもまだ濃ゆい目だねーー

この筆立て自体は、演出目的で置かれてあったのだとしても
字や絵を書く仕事をする人にとって、筆は体の一部分なんだと思います^^
ワタシのカメラはワタシの体の一部にはなってくれそうにないなー orz
Commented by a-ki_la at 2013-01-18 22:44
■ sora-kotoさん

10色近くの絵の具皿が並んでいたかな。
白い皿に映えてすごーく鮮やかだったよ。
うひゃひゃ、江戸東京たてもの園がリストに入ってるって?!
それはツウですねぇ。ぜひ、親館の江戸東京博物館と共にどうぞ♪
Commented by a-ki_la at 2013-01-18 22:44
■ アキラさん

道具ってどうしてこう魅力的なんでしょうね。
料理道具や工具なんかもそうね。
手と道具から形あるものが生み出されるからなのかなぁ。
撮ってはあるのですけどね...ミスしてるんですわ...ションボリ。
Commented by a-ki_la at 2013-01-18 22:44
■ *cranberry* さん

東京の友禅染めの職人さんは京都や加賀に比べて数少ないようです。
検索するとこの時の職人さんのお名前が出てきまして、
インタビュー記事なんかもありました。

職人さんの手を撮りたかったんですよねー 実演が始まってからは
人が多くなってしまって、思うように撮れなくて...残念。
(これはまだ人が少ない時に撮ったもの。それでも甘ピンでお恥ずかしい)
Commented by a-ki_la at 2013-01-18 22:44
■ syagakuさん

すごく軽そうだし、毛の材質や長さがひとつひとつ違いますね。
きっと、「しなり具合」も大きく違うんだろうなぁ。
ありがとうございます。
色も質感も自分なりには満足の一枚なのだけど、
相変わらず寄り過ぎ...下が切れてます...orz
Commented by a-ki_la at 2013-01-18 22:45
■ kyon-chanさん

絵入れしてたのは着物ではなくて「江戸凧」という小作品だったの。
それでも迫力ありましたよー
絹生地の表面に毛先が触れる瞬間、こちらも息をとめちゃいました^^
そうね、歳を重ねるごとに、好きなものが変わってきたなぁ。
変わらないものもたくさんあるけれど。
Commented by a-ki_la at 2013-01-18 22:45
■ emiさん

染料を溶いた陶器の皿が10色分ほど置かれていて、
混ぜたり薄めたり温めたりしてました。
鮮やかでしたよー
染料とか顔料とか説明もありましたけど、ちょっとバケ学ぽくて
難しかったです。
Commented by a-ki_la at 2013-01-18 22:46
■ ぽとすさん

でしょー 寄りっきりアッキーだからね。
ハネてるのや固まってるの、シュッとしたの、腹黒いのン。(笑)
ひとつの筆立てという集団の中にある個性豊かな"ヒト”みたい^^

祝儀袋の表書きとかお友達の写真展を訪ねた時の記帳とか...
もっと字がキレイだったらなぁと思うシーン、日常でよくあります。
皿のフチにとまる玉ボケをどうしても入れたくていたら、下が切れたっorz
Commented by kaotti-1 at 2013-01-19 23:48
筆がね、こうアートに撮れるってのは凄いと思うの。
素敵だね。

以前、母が彩色してました。
下から電熱線当てながらは暑いってよくぼやいておりましたねぇ・・・・
遠い昔の話です^^
Commented by paprica at 2013-01-20 08:58 x
いいねぇ〜。それが筆であれカナヅチであれフライパンであれ、使いこなしたプロの道具には味があるネ♪思わずカメラを向けてしまう気持ち、わかるよ〜。にじんだ筆の色合いが素敵だね!
一度、a-ki_laさんの「道具(かめら)」も見てみたいなー。
Commented by a-ki_la at 2013-01-21 07:05
■ kaottiさん

ありがとう。好きなものはどうにもイレこみ激しく撮るから
写真が濃ゆ~くなる(色だけじゃなくて、見てよこれっ!な強めの押し出し?)
のかな。

なんと、お母様が彩色を!そうなんだ。
この時も電熱ヒーターを使っておられましたよ。
二日間の実演だったから小さめの作品...絹生地の和凧の絵柄を
描いておられましたー
Commented by a-ki_la at 2013-01-21 07:05
■ papricaさん

そうねぇ。美しい道具からは美しい作品が生まれるのかも。
ワタシは良質な道具を大事にしないから、何事も極められないのかなぁ。
カメラもレンズもぜんぶ中古。
飽きるかも、壊れるかも、すぐに古臭くなるかも。
そんなふうに思われて使われてるワタシの道具たち、かわいそう。
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by a-ki_la | 2013-01-16 07:08 | 贔屓 | Comments(24)